「徒歩による尾行の見分け方①」では、尾行を見分けるためのコツとして、「まずは周りを確認する」ことと、「歩き方に緩急をつける」を紹介しました。引き続き②では、「行動パターンを変化させる」と「人混みに紛れる」について解説していきます。
3.行動パターンを変化させる
毎日同じ時間に同じ道を通り、通勤と帰宅を繰り返すという人は、そうそういるものではありませんが、それぞれの行動パターンの特徴をつかめば、なかなかそこから逸脱することは少ないようです。そのため、尾行がしやすくなります。
ところが、普段の行動パターンとは違うアクションを混ぜることで、尾行者に驚きを与え、ターゲットとの距離を詰めてしまう可能性があります。もしかしたらその時に、尾行者の姿を確認することができるかもしれません。
4.人混みに紛れる
人通りの多いターミナル駅周辺や繁華街の人混みに紛れることで、尾行者の存在を確認する方法です。
ラッシュ時の混雑した電車への乗車から下車する際であれば、ターゲットと同時に尾行者も電車から下りることになります。本来の尾行の距離から近づくため、人によっては、視線や気配を感じるかもしれません。
尾行者を特定するためには
不倫調査をしている探偵の尾行を特定するのは、武芸の達人など、普段から訓練を積んでいる人でないとなかなか難しい点があります。
「尾行されている」ことに気づいた際には、自身で尾行者を追い詰めるよりも、警察に連絡をしたり、探偵に調査を依頼することで、確実性が高まるでしょう。